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−ホームページユーザビリティ論考−
   

どこから読むべきか分からない

− ホームページは情報の優先順位が分かり難いためユーザは大切な情報を見落としがちです。
様々な情報が密集している...

一般にホームページでは狭い領域内に様々な情報が密集しています。 ユーザはどの情報が重要なのか簡単に判断できません。 情報の優先順位が分からないので 大切な内容を見落としてしまうケースが頻発しています。

  ホームページで情報伝達が失敗する理由

ホームページとは対極的な存在であるストリーム系メディアと 比較して考えてみます。
テレビ・ラジオ:メリハリをつけやすい
基本的にテレビやラジオなどのストリーム系メディアでは 特定の瞬間に伝えられるメッセージは1つのみです。 視聴者の意識を1つのみに集中させられる為 必ず伝えなければならないことを伝達しやすいです。

例えば番組の冒頭で伝える、 アナウンサーが「これは聞いてください」 などといってから伝えるなどすれば伝達漏れがおきにくいです。 情報に優先順位(メリハリ)をつけられます。

ホームページ:メリハリをつけにくい
一方、ホームページや新聞、雑誌等では様々な情報(記事)が 2次元的に散らばっています。 ストリームのように情報処理の順番(読む順番)を指定できません。 各記事ごとに注視時間を指定することも不可能です。 全てユーザの好み(=気まぐれ?!)次第です。

ホームページのような 多次元的静的メディアはユーザに情報処理の主導権があるという点では 優れています。 しかしながらユーザがページ内の重要な情報、 リンクを見落とすというケースが頻発しています。

「これは読んで欲しい!」と思って見栄えを工夫しても 格好良すぎると広告と間違われてユーザにスキップされるかも知れません。 また画像がロードされる前に別のリンクをクリックして どこかに行ってしまうかも知れません。

ユーザがページ内の情報を的確に処理するか否かは不明です。 大切な情報を見落とす可能性があります。

  必ず伝えたい情報を必ず伝えられるために

休刊日のお知らせに見られる工夫
祭日明けなど新聞には休刊日があります。 そのお知らせの紙が新聞に挟まれていることがあります。

休刊日のお知らせは読者に必ず伝えなければならない情報です。 しかし新聞の紙面に書いた場合は見落とされる可能性があります。 仮に一面に書いたとしても人によってはテレビ面しか見ないので 見落とされます。

このようにメディア本体と切り分けた「別紙」を使うのは静的メディアで 情報を伝えるのに大変有効な方法です。 ホームページでも同様の方法で解決を図れないか考えてみます。

JavaScriptのalert()やconfirm()を使う
JavaScript関数のalert()やconfirm()によってユーザにテキストを見せ OKボタンのクリックを強要できます。 これは情報伝達の一番簡単な方法です。

しかし短いテキストしか表現できません。 良くも悪しくも警告音が出る、フォーカスが奪われるのでユーザによっては うざったく感じられるかも。

別ウィンドウを開いて知らせる
window.open()関数により別のウィンドウを開き意中の情報を表現できます。 前項のテキストのみの場合と異なり 表現力は通常のHTMLと同じです。

但し読み終えた後にウィンドウを閉じる手間が生じます。 通常右上の小さな×印をクリックするため面倒です。

また広告でこの方法が頻繁に使われています。 そのため別ウィンドウは ユーザに広告と判断されて中身を読んで貰えないかもしれません。 ユーザによっては新しいウィンドウの生成を抑制している場合もあり その場合は全くユーザの目に触れないことになります。

レイヤーで表示する:お勧め
伝えたい内容を記述したレイヤーをページの真ん中に表示します。 中心に表示される為ユーザに見落とされることはありません。 このサイトで実験的に行っている方法です。

レイヤーだと表現力は普通のHTMLと同じです。 また閉じるタイミングは任意キー、リターンキーが押された瞬間、 マウスクリック、 一定時間後など自由に指定できます。

alert()や別ウィンドウと異なりフォーカスが移らない点も魅力です。 ユーザはスクロールやKeyNaviの実行など現在のナビゲーション操作を 続行することもできます。

KeyNavi API リファレンス [Shift-S]にレイヤー技術が公開されています。


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